キモノ講座

最初と、最後が決まって、エピソードを散りばめて、
それぞれを、つないで行く。

なにか、作り方が似ていますね。
もちろん。
緻密に、一から計算して、話を積み上げて行く方も、
いらっしゃいます。

言うなら、四コマとか。 動画を、連想した方が、
しっくりと、きますかね。

エピソードをプラスして、盛り上げて行く「話」と違い、
着物は、時代時代で、省(はぶ)かれていきます。

省かれながらも、省く訳にはいかない要素が、残っています。

着る物。結ぶ物。羽織る物。

そして、平らかな時代になり、衣に目が行く余裕が出ると、
大きめに、なって行きますね。
不思議です。

十二単の時代から、五衣・大紋長袴を経て、
小袖から、打掛を羽織り、外衣が登場。

現在を見ると、帯の長さが長くなっています。
変わり結びをするとか、体格が良くなったとか、
理由はあると思いますが。
わたくしが、福良雀を結んでいた頃より、二尺近く長いです。

平らな時代なのでしょうか。

最近、流行っている半幅帯も、長めなのでしょうね。
昔の物は、ギリギリ 貝の口しかできない。
と、いう物もありました。

気軽に着れる、良いアイテムなので、
ここから、ノックをしませんか?

春のお誘い


キモノ塾シュガー
佐藤裕子