山茶花と南天の枝に、蟷螂の卵を発見したのは・・・。
 春の頃だった筈です。

最初は、南天の方しか気づきませんでした。
M様が「気持ち悪いから、取ってよぉ〜。」と、訴えたのですが。
「一寸の虫にも、五分の魂。
  ご覧なさい。
  カンダタは、助けた蜘蛛に 地獄の中の仏を見るのよ。」

等と、訳のわからぬことで有耶無耶の内に納得させ
そのまま放置していたのである。

「蟷螂は、害虫とか食べるんだよ。」と云うポイントが、一番効いたらしい。


水無月の頃・・・。
M様 曰く。「裏の方で 草取りしてたら、小っこい蟷螂をいっぱい見かけた。」
どうやら、順調に孵化したようである。
「南天に付いてた卵のほにゃほにゃが、無くなってる・・・。」
「自然に、墜ちたのかもね。」


そぅして、葉月。続きを読む